海外旅行に出かける際、空港のチェックインカウンターで「あなたの最終目的地は?」と聞かれることがあります。
その時に「Where is your final destination?」と聞かれたり、「What is your final destination?」と聞かれたりします。
両方とも同じことを聞いているのに、なぜ 「What」と「Where」の両方が使われているのでしょうか?今回は、その微妙な違いについて解説します。
1. 基本的な疑問詞の使い方の違い
英語には「Where」と「What」という疑問詞がありますが、目的に応じて使い分けられています。
- Where
「Where」は「場所」や「位置」を尋ねるときに使われます。
例: “Where is the station?”(駅はどこですか?) - What
「What」は「何」や「どのようなもの」を尋ねるときに使われます。特定の物の名称を尋ねる場合に用いられ、単なる「場所」を超えて、目的地の具体的な名前(都市名、空港名など)を答えてもらうために適しています。
例: “What is your name?”(あなたの名前は何ですか?)
2. 空港での「最終目的地」の場合
a. 聞く側の意図
空港のチェックインカウンターでは、航空会社のスタッフが乗客に対して「最終目的地」を尋ねます。この質問の目的は、乗客がどの都市や空港へ向かうのか、正確な情報(例えば “San Diego” や “Los Angeles”)といった具体的な空港(場所)の名称を確認することです。
- ポイント: 航空会社は、記録として具体的な「名前」を必要としているため、「What」を使うことで、単に「この近辺だよ」というざっくりとした場所としての情報だけでなく、空港名としての回答を引き出す意図があります。
b. 「Where」ではなく「What」を使う場合
- 具体的な空港名を聞きたいため:
「What is your final destination?」という質問は、単に「あなたはどこに向かっていますか?」という曖昧な問いではなく、最終目的地の空港名(例: “San Diego”)を求めています。一方、「Where is your final destination?」だと、「最終目的地の場所」を聞いているので、空港の名前では返ってこないかもしれません。
つまり、その乗客が向かう一番最後の物理的な場所(ホテルや友人宅など)を尋ねているような印象を与える可能性があり、旅の最終到着地点としての具体的な住所や滞在先(例えばホテルなど)を想起させやすくなります。
このような理由から、航空会社の職員は「San Diego」や「Haneda」などの最終目的地の空港名を得るために、「What is your final destination?」と尋ねるのです。 - 英語の慣用表現:
航空業界においては、最終目的地を聞く際に「What」が使われるケースが多いです。
👩✈️: “What is your final destination?” という表現にも慣れておきましょう。
3. 具体例で考える
ケース1: 正式なチェックインの場合
👩✈️: スタッフ: “What is your final destination?”
(あなたの最終目的地は何ですか?)
👨: 乗客: “Narita.”
(成田です。)
この場合、乗客は自分の空港における目的地を答えます。
ケース2: 仮に「Where」を使った場合
👩✈️: スタッフ: “Where is your final destination?”
(あなたの最終目的地はどこにありますか?)
👨: 乗客: “Tokyo”
(東京です。)
この質問だと、乗客は「東京です」といった、位置を説明する回答をする可能性があります。
4. まとめ
英語の疑問詞「Where」と「What」は、質問する内容や求める情報の性質によって使い分けられています。空港のチェックインカウンターでは、最終目的地を明確に知るために、「What is your final destination?」という表現が使われます。
- 「What」 は具体的な空港名を求めるために最適。
- 「Where」 は位置情報を尋ねるニュアンスが強いため、空港の名前では答えが返ってこない可能性がある。
特に経由地がある方はよく聞かれる質問ですので、” What is your final destination? ” という、日頃聞き慣れない表現にも慣れておきましょう!
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